エミッタのタイプにはLiquid、Gass、Dumb、Elastic、Customの5タイプがあり、それぞれ計算精度や特性が違っています。
説明書の中でよくわからないのはDumbタイプについての説明で、これはパーティクルどうしの影響を計算しないためLiquidに比べると計算が速い、というようなことを書いています。
そして一方でLiquidは圧縮されない液体を計算できるとあります。
ではDumbは体積が減ったように見えてしまうかも、ということでしょうか?よくわかりません。
ダム、という名前からは水溜りに使えそうな感じさえ思わせます。
では実験として、Liquid対Liquid、Liquid対Dumb、Dumb対Dumbでぶつけ合わせて試してみました。
すると、
Liquid対LiquidではFluidどうしがはじけあう様子が表現されていますが、
Liquid対DumbではLiquidはDumbの影響を受けている一方でDumbはLiquidの影響を受けていません。
Dumb対Dumbではお互いに影響を受けていません。
このようにLiquidは他のFluidの影響を受けるが、Dumbは他のFluidの影響を受けない、ということのようです。
Dumbタイプでもオブジェクトとのコリジョンはできるみたいなので、互いに接触しない液体どうしならばDumbタイプがコストを下げるのに役立つのかもしれません。

<Liquid_Dumb.jpg>
システムは2.8GHzDualCoreのCPU、1GBのメインメモリ、Windows2000という環境で45フレームで31分のシミュレート時間がかかり、260MBのパーティクルキャッシュとなりました。
やはりFluidシミュレーションとなると急にコストが高くなります。
けどさすが動きいいですよね~。ただのパーティクルでは表現できないような動きをする。