
↑mr3.3でレンダリングの設定。mr3.5とけっこう違います。
↑上記設定にて懲りずに不思議空間をアニメーションレンダリングしてみたビデオ
システム CPU PentiumD 2GHz メモリ 1GB OS Windows2000 max7
シーンの状態 約15万5千フェイス、daylight(mr Sky)*1、OmniLight*3
ビューティーパスで10時間、オクルジョンパスで1時間かかりました。
するとこちらではmr3.5にはあったdaylightのmrSky/mrSunが無いこと、mrPhisicalSkyが無いということ、というだけのことで設定がだいぶ難しくなってしまいました。
mr3.3とmr3.5はパラメータの構成はけっこう違っていて、mr3.5のほうが意味がわかりやすく、内容的にもだいぶ便利に思えます。
まずmr3.3で基本同じように設定したところかなりカラーブリーディングが強く出てしまい、抑えるのに苦労しました。
mr3.3のGIについているMultiplierとDecayを調整したところ、ガビガビになってしまい、このバランスをいいかげんに触ると、とたんにバランスを失うように感じました。mr3.3のFG側にはこのMultiplierは無いみたいです。
この辺はmr3.5の適当にいい具合に出来るのとは大違いなのかもしれません。
結局マテリアル側の彩度を落としたり、露出調整をしてみました。
FinalGatherはどちらのバージョンでも速いですが、それでもmr3.5のほうが速く感じます。
今回はマテリアルについてもStandardやMentalRayShader、そのマルチサブ、ArchtectualShader、というように入り乱れてガンガン使ってみましたが、問題ないようです。
透明な屈折するマテリアルを使うとさすがにまぁまぁ遅くなってきました。
今回のレンダリング時間は1フレームあたり06m10sです。
サンプリングはmin:1/max16/Michellです。
まだちらつきが出ているレベルに過ぎないことを考えると、この速度はけっこう遅いかもしれません。
ディスプレイスと3Dモーションブラーはいずれも速いとは思えません。
そしてとくに日常的に必要なアンチエリアシングがかなり遅めです。
ただ、GIを使用した作品の記事にmentalRayが多いのは今回やってみてわかった気がします。
それはドラフトなどの荒く速い設定で1分程度で確認した場合と、ちらつきとエリアシングを抑えるために高品位に設定した場合との差が、ちらつきとエリアシング以外の面であまりない、ということではないでしょうか。
もしドラフトと高品位の差が大きくなってしまうのならばドラフトでの確認はあくまで方向付けにしかならず結局かなりの時間を要することになるからです。
ディスプレイスと3Dモーションブラーについては何か別の方法で代用できるシェーダが出ているかもしれないので探してみたいと思います。
BloggerのビデオはFlashビデオに変換されてしまうんですね。まぁ雰囲気のみ伝わればって感じですね。