日本の食料自給率は、現在40%を切っているといわれています。
が、私はスーパーなどで食材を買い、料理して暮らしていますが、その場合の食材は、野菜についてはほぼ100%国産、肉類についても国産、鶏卵も国産、米も国産、などとなり、とくに高い買い物をしなくても、外国産を手にすることがそれほどありません。もちろん冷凍などの加工食品になると外国で調理製造している場合は少なくありませんが、それを利用する機会は私の場合は相当に低いです。
となると、これは今報道が多いように野菜などの食材の表示に偽りがあるのでしょうか?
しかし一般に言う食料自給率の低さ、この原因は食料自給率はカロリーベースで計算されているためでしょうか。
カロリーベースの食料自給率 =国民ひとりあたりの国産熱量(約1000kcal)/国民ひとりあたりの供給熱量(約2500kcal)=40%
となると、食材のうちで、米国の牛肉を使い、それが50%のカロリーである場合、自給率が容易に50%になってしまいます。
しかしこれは簡単におきてしまうように思います。
次いでカロリーの高めの穀類についてみてみると、パンやうどんの小麦、ビールの大麦、など食す場合は、食料自給率は更に数値的には下がってしまいます。エビなんかも外国の海の場合が少なくありません。コーヒーやチョコレートのカカオも日本では作っていませんね。
このようにみてみると、確かに輸入食材は少なくないかもしれませんが、食べ方だけでかなり数値が偏ってしまい、実際に生活できるかどうか、という問題とはかけ離れてしまう可能性が考えられるように思います。
実際に生産額ベースで見る場合の自給率は70%!
単価の安い野菜や米を入れてもこの数字になる、ということを考えると、この自給率問題は本当に問題なのか?と思えてきます。