近年ではAdobeのIllustoratorを使ったイラストは見慣れたものになっています。
そして多くは同じ太さの線で、均一な塗りのイラストも増えました。
しかしこのテイストとは全く違ったイラストも存在します。
IllustratorにはVer8からはにじみ機能がついて、グラデーションをもった塗りができるようになりました。
この機能は使いずらいように思えますが、意外とやりやすいです。
ところで、このグラデーションの塗りをここまでうまく使った作例があるのは驚きです。
このページの下のほうをみると、小さいサムネイルでは実写にしか見えない作例が並んでいますが、パスのアウトラインを示す証拠がつけられています。
それにしてはパスの数が少ないように感じます。このくらいでできるんでしょうか、色の選び方が抜群にうまいのでしょうか。
この・・・レタスは数年前に見て驚いたものなんですが、1年くらい前にもう一度見ようと探したけど見つからず、今回偶然再会しました。
グローブ・・・ほんとにすごいです。
このような作品の用途は不明ですが、このギャラリーのチョコレートやケーキといった実際よりもおいしそう、あるいは完璧な見栄えを追求する広告などには使用しそうな気がします。
果物なんかは1.5倍程度の実際よりも大きくプリントしたり、思い切って2mくらいにプリントしてみると、新しい面白さがあるかもしれません。
人物は、確かにうまいですが、やっぱりぬるっとした感じが出てしまいますね。
このような境地を目にすることにも驚いてしまいますが、Illustratorのソフト開発者自体もこのような使い方で作品が作られることを予想できたのでしょうか?
それにしてもすごい手間がかかりそうなんですけど・・・。